今年のGW前にChatGPTを使ってデザインを作ってみようかと動画を撮っていたのに、忙しくてすっかり放置してしまっていた。
色々な方との会話で、今も時々話題になるChatGPT。フル活用している方にお話を聞くと楽しそう!と思うんだけど、私自身はまだあまり使いこなせていなくて、やっぱり聞き方(プロンプト)の問題なんだろうなと思う。
最近はChatGPTの本もたくさん見かけるようになったけど、その本自体ChatGPTで書かれていたり、そこから新たなビジネスも広がっていて、時代はどんどん変わっていってるね。
でもヨーロッパでは早くも規制への動きも始まっているようで、どこまで行けるのかなぁというところ。
EUデジタル政策トップ「AIが生成した全てのものに『メイド・ウィズ・AI』」
最近よく聞かれるのが「デザイナーの仕事もAIに奪われるんじゃないかと思うのですが、その辺はどう考えてますか?」という質問。
これに対しては色々な意見があると思うけど、「ただデザインを作るだけ」であればそれはいつか奪われるかもしれないなと思う。
デザイナーの仕事って「デザインを作るだけ」ではないんだよね。
クライアントの話を聞いて、今どんな課題や問題を抱えているのか、どんなことに困っているのかを聞いて、一緒に考えながら解決していく仕事だと私は思っていて、そこには「傾聴力」や「共感力」が必要だと、いつも感じている。
「エンパシー能力を高めよ」——長谷川恭久が若手デザイナーに伝えたいこと で長谷川恭久さんがおっしゃっている通り、「デザイナーは、時代が変化しても、必ず人の気持ちを推し量ることが重要な職業」なのだ。
そしてそれは、AIには今のところまだ無理かなと思っている。
繊細で複雑な人間の心の揺らぎをAIが読み取れる日は、果たしていつか来るのだろうか。
以前とある勉強会でChatGPTで作った文章と私の作った文章を比べてみたことがある。未経験から転職するときの自己PR文をChatGPTで考えてみたものだ。
「未経験」と書きつつ、「デザイン講師」とかって書いてるのでちょっと失敗したなと思ったんだけど、それっぽい自己PR文が出てきたので、ところどころを変えながら使えそうだなと思う。
次は、カウンセラー職への転職する際の自己PR文。
キーワードがデザイン系に寄っているのでちょっと不自然な感じになった。
以下は私が実際にカウンセラー職に応募するときに書いていた自己PR文。
2006年にアパレル販売からWebデザイナーへ転職。出産を機にフリーランスとなり、子どもを育てながら仕事をしていく日々の中で、自分のメンタルが子どものメンタルにも大きく影響を与えていることを痛感し、2020年に一度デザイナーの仕事を離れ、自分自身と向き合うためにNLPの勉強を始めました。
NLPコーチの資格を取得した後にデザイナー職へ復帰。現在は、ママ向けWebデザイナー講師をしながら、ママたちのこれからの目標や不安に対してのサポートも行っています。
「頑張る人の目標達成」としてひたすらゴールを目指すのではなく、その道の途中で落ち込んだ時や、どうしようもなく不安な時も、ゴールがよくわからなくなってしまった時も、常にその時の本当の心に寄り添えるコーチであることを目標にしています。
私は友人から「人は自分の話を聞いてもらうのが一番の癒しなんだよ」と教えてもらいました。エステやマッサージに行って自分の体をメンテナンスするように、「なんとなく話したい」から始まる心のケアも大切にし、一人ひとりが輝くことで、家庭内が、社内が、地域が、世界がもっと明るくなるといいなぁといつも願っています。
キーワードの選定があまり良くなかったという点もあるかもしれないけど、でもやっぱり自分の心の中から出てきた文章の方がまとまりがないながらも想いが伝わりやすい文章になっているかなと感じる。ところどころChatGPTの力も借りつつ、自分の心の内を表現できる文章が最強かもしれないね。
すべてをChatGPTに任せる、奪われるのではなく、一緒に創り出していく、という方が近いのだと思う。
架空のアパレルECサイトのデザインを作成する
今後の仕事でアパレルEC案件があるということもあり、ChatGPTに架空のECサイトの構成を考えてもらった。
深津さんの「深津式プロンプト・システム」を真似して最初に役割を与えてみてるのだけど、同じように聞いてみたら「私は○○ではありません」って返ってきた、という方がいて爆笑した。
そういうこともあるのか、と思って友達感覚のように聞いてみたりもしたけど、この辺も何か違うのかなー。
動画自体はChatGPT云々と言うより、Figmaの操作方法がメインになっている。
デザインスキルはめちゃくちゃあるのに、データ作成の基礎ができていない方があまりにも多くもったいないと感じる日々なので、つい熱く語ってしまった(という割にレイヤーがちゃんと整理されてないけど、そこは見逃して…)
Figma初心者で、オートレイアウトとかコンポーネント化をどう組み立てて行けばいいのか悩む、という方にはきっと役立つところがあると思う。
めちゃくちゃ長いので飛ばしながら見るのをおすすめします。。
2:35 Figmaの操作開始
10:40 ワイヤーフレームやデザイン作成時の注意点
12:02 デザイン作成開始
26:32 コンポーネント化の考え方
30:02 パーツからのコンポーネント作成
といった構成で、うだうだ喋りながら作ってます。
気が向いたら、またこういった作業系の動画撮ろうかな…。